【エリザベス女王杯】フサイチエアデール
フサイチエアデールはずっと好きな馬の一頭です。
勝てそうで勝てない馬って、なぜか応援してしまう。
シンザン記念、4歳牝馬特別を勝って望んだクラシックだったが、結果は下記の通り惨敗。
そしてその年のエリザベス女王杯。7番人気だったが、あのファレノプシス、エリモエクセルを抑えて、メジロドーベルの2着に入った。
この当時見ていて、根性あって強い馬だと正直に思った。
そしてその後も牝馬路線をリードしていく。ただ中々G1が勝てない。
そんな中最後のビッグチャンスが到来。それが次の年のエリザベス女王杯である。
前哨戦の府中牝馬Sはライバルのトゥザヴィクトリーに逃げ切られてしまったが、今度は相性も良い京都競馬場。
1番人気に支持されて、2番人気にライバル馬トゥザヴィクトリー。
前年王者のファレノプシスもいたが、年齢の関係もあり2強対決とされていた。
レースは前走の府中牝馬Sと同様にトゥザヴィクトリーが逃げるが、フサイチエアデールも2番手に追走。
ぴったりマークしたまま直線へ。
トゥザヴィクトリーは一杯になったのか、ズルズルと交代し、代わってフサイチエアデールが先頭へ。
ついにG1制覇の夢を成し遂げるかに思えた。
2頭を後ろでゆっくり見てた去年制覇したファレノプシスがゴール手前で突っ込んできて…
またしても2着となった。
そして、その後G1レースに出ることはなく引退。
スゴく寂しい気持ちになった。
しかし繁殖牝馬として生まれてきたフサイチリシャールが朝日杯3歳Sで母の成し遂げなかったG1をついに制した。
長い道のりだったがエアデールの子供たちが今度はクラシックを制するのもそう遠くないことだろう。